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- さくら棒への想い
絶滅の危機に瀕している
「さくら棒」を復活させたい!
さくら棒とは
さくら棒とは、静岡県民なら誰もが一度は口にしたことがあると言われる名産品ですが、実はこの『さくら棒』静岡県内のみで売られている麩菓子です。
表面には溶かした甘い砂糖が塗られていて、名前の通り、桜色(ピンク)です。
地域のお祭りでは、「縁が長く続きますように」という願いを込めて、1メートル以上の長いさくら棒を屋台で販売している様子が見られ、昔から静岡県民に深く親しまれています。
静岡県以外では黒糖をからめた茶色い麩菓子の方が馴染みがありますが、静岡県では麩菓子といえば『さくら棒』。
県外に出るまで黒糖麩菓子を目にしたことがない、という静岡県民も多く、『さくら棒』が全国区でないと知って驚くこともあるそうです。
食べてみると、歯ざわりはふわっ、さくっ。
ほのかな甘みが口の中でシュワッと溶けていく。
静岡県民の優しい郷愁を宿す食べ物です。
職人の技が光る
正統派の伝統菓子
昔ながらの身近なお菓子である『さくら棒』。
身近ゆえに駄菓子の一種のように思われがちですが、実は高度な技術が必要な正統派のお菓子です。
シンプルな原材料からおいしさを作り上げるためには、経験と技術が必要。
『さくら棒』独特のふわっ、さくっとした食感は職人の手仕事によって生みだされます。 繊細な生麩に水をかけながら、焦がさないように蒸し焼きで焼き上げ、さらに手作業で表面に 砂糖をコーティング。
焼きのタイミングが狂えば、麩菓子の命である食感が失われてしまいます。
このように繊細な『さくら棒』の起源は、浜松の佐藤麩店さん。
1949年の開業以来、ご夫婦、職人さんたち一丸となって『さくら棒』を作り続けてきた「佐藤麩店」にはファンも多く、「さくら棒といえば、佐藤麩店」という静岡県民も多いのだとか。
しかし、佐藤麩店さんはご主人がご高齢になったことを理由に、創業68年の歴史に幕を閉じることに…。
ところが、「佐藤麩店」の閉店後も、「佐藤麩店の『さくら棒』はどこで買えますか?」という問い合わせが引きも切らず、「これだけ愛されている『さくら棒』を途絶えさせるわけにはいかない」と、店主の佐藤さんに直談判し、クラウドファンディングにてさくら棒復活プロジェクトを行わせていただくことになりました。
絶滅の危機から、
全国に知られるお菓子へ
以前より私たちは、静岡の地元の卸売会社として
地元のお菓子が廃業していくことに危機感を持っていました。
そんななかで訪れた、静岡のソウルフードともいえる『さくら棒』絶滅の危機。
2018年8月に始まったこのプロジェクトは9月に100%を超え、
最終的には117%、131人の方のご支援をいただくことができました。
皆様からのご支援のお陰で佐藤麩店さんの『さくら棒』は引き継がれ、
伝統ある『さくら棒』が復活しました!
多くのメディアにも取り上げていただき、これからは、この事業をより進化させて
次のステージにいけるよう常にチャレンジしつづけます。
さくら棒の取り組みは
各種メディアでも
取り上げられています
- TV出演
- 静岡第一テレビ(news every.しずおか)〜クラウドファンディングでさくら棒復活について〜
- 静岡第一テレビ(news every.しずおか)〜復活したさくら棒のその後〜
- メディア掲載
- 静岡新聞
- 産経新聞
- 静岡ビジネスレポート
- イベント登壇
- 伝統事業リノベーション
- さくら棒フェニックス
- 静岡たれでも大学
- 智慧の場
- 静岡ローターアクトクラブ